シャンプーの成分(界面活性剤)を見てみよう | 大人の女性のカットカラー専門 SIARE

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シャンプーの成分(界面活性剤)を見てみよう

シャンプーの成分(界面活性剤)を見てみよう

シャンプーの裏側、成分表を見れば、だいたいそのシャンプーの設計の意図がわかってきます。主成分の界面活性剤は、「水」の次(それ以降2~3番目)に来る成分です。

シャンプーはほぼ、界面活性剤で決まります。とても聞き慣れない横文字ばかりですので、

なるべくわかりやすくまとめていきます。宝くじの当選番号のようにお風呂場にある

シャンプーとにらめっこして(笑)ご自身のシャンプーがどんなものなのか見てみましょう。

また、昔流行ったノンシリコンシャンプーの{シリコン}とはなんなのか?どんなシャンプーを選べばいいのか?

わかりやすく解説していきます。

シャンプーは洗うもの

結論から言うと、私はシャンプーは「髪、頭皮を洗うもの」であり、それ以下でも、それ以上でもないと思います。

「基本的に」高いシャンプーを使ったからと言って傷んだ髪が治るということはありません。

「基本的に」というのは補修成分による「傷みの予防効果」は多少期待できると思いますし、

私にも知らない世界があるかもしれないし、今後発明されていくかもしれない可能性もあると思うので

付け加えさせていただきます。

ただ、長年美容師をやっていますがシャンプーで髪が良くなった人を見たことがないし、

「まあ、それはそうだ」と納得できます。シャンプーは「髪、頭皮を洗うもの」だからです。(二回目)

洗車をしてもボディの傷はなくならないのと同じです。だからと言って、なんでもいいというわけではなく

その人に合ったシャンプーを選ぶことが重要です。そしてそれには多分に個人差があります。

「このシャンプーがおすすめ!」などと簡単に言えないというかわからないんです。

ただ、その人のお悩みを聞いたうえでそこにフォーカスした提案をしていくことは可能です。

こちらの図をご覧ください。

はい、もう目が痛いですね(笑)

「へーこんなにたくさんあるんだ」くらいに思ってもらえれば大丈夫です。ここに載っていないものはなるべく

網羅できるよう後述します。こういった界面活性剤(洗浄成分)を複数組み合わせて、

シャンプーは成り立っています。成分表は、配合割合の多い順から表記されますので、

「水」の次に来るのがそのシャンプーの主成分と考えます。当たり前ですが、洗浄力が高い界面活性剤が先にくるほど、洗浄力が高くなります。

ですので頭皮がベタベタしてすっきり感がないという方は洗浄力が強いものを。頭皮がカサカサする、髪がパサパサするという方は弱いものを。では、

「頭皮がベタベタして髪はパサパサするという人は?」と聞かれると結局、その人の好みや悩み具合によってくるので相対的に判断していくしかないということになります。

高級アルコール系(石油系)

市販されている安価なシャンプーはほとんどこれです。

エッ〇ンシャル、パン〇ーン、ダ〇、ラッ〇スなど聞き慣れているシャンプーは高級アルコール系の界面活性剤が主体です。洗浄力が強く泡立ちがいいのが特徴で安価に生産できるメリットはありますが、洗浄力が強すぎて頭皮や髪に刺激が強いと言われています。これだけでは髪がギシギシになってしまうので、それを覆い隠すようにシリコンが配合されるのが一般的です。(シリコンについては後述)

シャンプーについて知識をつけ始めると、まず悪者とされてしまう高級アルコール系です。

「このシャンプーは髪にやさしいと言いながら、

ラウレス硫酸Naが入っている!詐欺商品だ!」などと、「高級アルコール系」=「悪」と

端から決めつけている方もいますが、私は悪者と決めつけるのは違うと思います。

確かに他の界面活性剤と比べれば刺激が強いのと、健康被害が懸念されているのは事実です。

個人差があるので断言できませんが、人体や髪にそこまでの影響があるとは思えません。実際そこまで悪いものなら

ここまで長く規制されず一般的に出回っているのは

さすがに辻褄が合わないと思いますし、何より肌よわよわの私は幼少期ずっとメリ〇トで育ってきましたが(笑)

全く問題はなかったです。

だからといって、おすすめしているわけではありません。

私が伝えたいのは、

「これが入ってると良くて、これが入ってると悪い」

のように極端な考え方をしないほうがいいということです。

スルホコハク酸系 アミノ酸系 ベタイン系

これらは主に高価なシャンプーの主成分になります。一つ一つの違いは知らなくていいと思いますし、

非イオン系は主成分ではないので省略します。

洗浄力は

スルホコハク酸系≧アミノ酸系≧ベタイン系といったイメージです。

総じて洗浄力が弱く、敏感肌や髪がパサつきやすい方に合った成分と言えます。

ワックスを使う方やオイリー肌の方には洗浄力が足りない場合があるので、高級アルコール系が補助的に配合されているものも多いです。確かに「優しいアミノ酸系シャンプー」を謳っているのに刺激の強い成分が入っていたら、騙されたと思う方もいますし、ちょっと気持ち悪くなります。

昔はユーザーの知識がないのをいいことに広告だけの中身残念シャンプーで溢れていました。

しかし今は健康志向の向上とネットの普及もあり、そういったパッケージだけのシャンプーは少なくなりました。

ドラッグストアでも高級アルコール系を一切使わないシャンプーが割とお手軽な値段で売られています。

値段や雰囲気で選ばずに、成分を気にしているユーザーが増えてきているのだと思います。しかしアミノ酸系至上主義になっている方(美容師含め)も少なくないように感じます。「アミノ酸は髪と同じタンパク質だから洗うことで髪の補修になる」という言説もありますが、私は懐疑的です。前述しましたがシャンプーで髪が良くなった人を見たことがありません。

以下、図に載ってない一般的なシャンプーの界面活性剤です。

高級アルコール系ではないが洗浄力強い

オレフィンスルホン酸Na

パレス硫酸Na

アミノ酸系 洗浄力弱め

ミリストイルグルタミン酸

ステアロイルグルタミン酸

ラウロイルメチルアラニン

ココイルメチルアラニン

ココイルアラニン

ラウロイルサルコシン

ココイルサルコシン

ラウロイルアスパラギン酸

ココイルアスパラギン酸

※ヤシ油脂肪酸○○はアミノ酸系の別表記なのでこのグループ

ベタイン系 洗浄力弱い

ミリスタミドプロピルベタイン

コカミドエチルベタイン

〇〇ベタインとつくものはベタイン系

タウリン系 洗浄力弱い

ココイルメチルタウリン

ラウロイルメチルタウリン

〇〇タウリンとつくものはタウリン系

いくつか組み合わっさていると思うので水の次に来る1番目が主成分と判断していいと思います。

ただ、成分表では配合率まではわかりませんのであくまで目安となります。

シャンプー選びはつまるところ、{その人にあった用途で適切に選ぼう}という

毒にも薬にもならない話なのですが、日ごろカラーリングしている大人の女性は高級アルコール系主体のシャンプーは避けたほうがいいでしょう。思春期の汗だくスポーツ少年ならまだしも、大人の女性にはその洗浄力は必要ないと思いますし、カラーの色持ちも悪くなります。

そういったシャンプーにはかなりの割合で強い洗浄力を誤魔化すように{シリコン}が入ってます。

記憶されている方も多いと思います。15年くらい前に{ノンシリコンシャンプー}が流行りまして

どこのメーカーもこぞってノンシリコンを謳ったシャンプーを発売しました。

シリコンとは何か。身の回りでよく目にする、隙間を埋める水回りのあれです。

画像は我が家のシンクです(笑)

シリコンコーキングとシャンプーに使われているシリコンは

一緒ではないのですが、性質は似たような感じだとイメージしてください。

シャンプーにはジメチコン ジメチコノール シクロメチコン等と表記されます。

これが髪の毛の表面をコーティングしてくれるので、洗浄力の強いシャンプーでも髪がきしまないというわけです。

「でも待てよ。髪に付着して残るということは頭皮にも残るんじゃ?」

「こんな工業用品がシャンプーに使われているの?」と、

当時は「シリコンが毛穴に詰まる」とか言われて、健康ブームもあり、メーカーも便乗していきました。

これまた「シリコン」=「悪」の言説が流布され、ドラッグストアには安価な高級アルコール系のノンシリコンがズラリと並び、良さそうと飛びついてしまった髪の毛ギシギシ民が大量発生しました(笑)

しかし、実際のところシリコンが毛穴に詰まるというエビデンスはなく、

結局メーカーがノンシリコンシャンプーを売るために仕掛けた

マッチポンプだったのです。その時ほど「シリコン」=「悪」のような感覚を持っている方は少なくなりましたが、なんとなく入ってないほうがいいのでは?という方もいらっしゃると思います。

私は、シリコンが悪いとは思いません。しかし、シャンプーには不必要です。

先ほど言ったようにシャンプーは「髪と頭皮を洗うもの」なので高級アルコール系の強力な洗浄力で髪の油分や頭皮の皮脂を取った後に、それを覆い隠すような設計のシャンプーはカラーしている方には望ましくないと思います。

シリコンにより髪の毛の手触りは良くなりますが、髪の毛が補修されるわけではありません。

アミノ酸系やベタイン系主体(補助的に高級アルコール系が配合されることはあります)

で頭皮を過不足なく洗うこと。リンスやトリートメントの中にシリコンは含まれていますので、

手触りや艶を出す仕事はそちらに任せたほうが良いでしょう。

高級アルコール系=悪 アミノ酸系=善

シリコン=悪 ノンシリコン=善

では決してないということ。そのシャンプーがどんな設計をしているか知ることができれば、

値段や雰囲気に惑わされずにシャンプーを選ぶことができます。

いかがだったでしょうか。余談になりますが、大手メーカーは消費者のために商品を作っているのでは

ありません。株主のために作ってます(笑)美容業界にも、たくさんの訳のわからない商品があります。

しかもそれが流行ってしまうことがあります。

シリコン入りシャンプーだって、元々はリンスインシャンプーと言って、髪を洗った後リンスするのが面倒な人のためにできた商品です。「シャンプーするだけでしっとり!」と、当時の人は喜んだことでしょう。

それが当たり前になり、飽和状態になると今度は「シャンプーにはシリコンが入っていて良くない!」

と鬼の手のひら返しで、ただのシャンプーをまるで良いもののように売り始めました。

次に「高級アルコール系は石油でできている!頭皮に危険だ!」と手のひらを返し

無添加やオーガニック、アミノ酸系などを持ち上げ始めました。こうして不安や恐怖を煽り、共通の敵を作ることは

人を動かす常套手段です。蓋を開けてみればただのマーケティングだったわけです。みなさんには是非

正しい知識を身に着けて、踊らされることがないように

情報発信を続けたいと思います。次回も見ていただけると幸いです。

気づきましたか?今私は「大手メーカー」を悪者にしてあなたの

信頼を得ました(笑)何事も妄信には気を付けてくださいね。

初めての方はこちらをご覧ください。