石鹸で頭を洗うメリットとデメリット | 大人の女性のカットカラー専門 SIARE

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石鹸で頭を洗うメリットとデメリット

石鹸で頭を洗うメリットとデメリット

石鹸でシャンプーをするという方が一定数いらっしゃいます。シャンプーには安息香酸Naやパラベンといった防腐剤、着色料や香料が入っており人体に良くないのでは?という健康志向の強い方が石鹸の無添加という性質に魅力を感じているようです。

長年お客様の髪を触ってきた美容師が石鹸で頭を洗うメリットとデメリットを解説していきます。

石鹸の成分

まず、石鹸の成分について。石鹸の主成分は脂肪酸ナトリウムといってパーム油、ヤシ油、オリーブ油などの天然抽出物からできています。これは私たちが日ごろ使っているシャンプーや洗剤などの界面活性剤の一種です。しかし高級アルコール系やアミノ酸系などの合成された界面活性剤と違い、シンプルに作られていて水に溶けやすく無くなりやすいことから皮膚に対して優しいと言われています(洗浄力は強い)。生成時に水酸化ナトリウムというアルカリ剤を使うのでアルカリ性を示します。また石鹸シャンプーと言われるものもあり、こちらは石鹸素地やカリ石鹸素地という界面活性剤で、石鹸と同質と考えて大丈夫です。「シャンプー」と銘打っているのでアミノ酸系やベタイン系の界面活性剤が補助的に入っている場合があります。

商品にもよりますが防腐剤や香料が入らない物を選べば正真正銘の「無添加石鹸」になるわけです。

なので石鹸で頭を洗うメリットとしては頭皮に優しい(添加物によるリスクを0にできる)。これ1点になります。

デメリットは髪がバサバサになります。前述の通り石鹸はアルカリ性なので、髪のキューティクルを開きます。

頭皮も弱酸性が好ましいのですが、髪と違いすぐに戻るので大丈夫です。

髪は弱酸性(Ph4,5~5,5くらい)が良い状態と言われていますので、髪からすれば結構なアルカリ性です。

シャンプーに石鹸を使われている方はかなり独特な手触りになるのでわかりやすいです。カラーやパーマをしているわけでもないのに手に吸い付くようなひっかかりがあります。ですので美容師としては、正直あんまり使ってほしくないです(笑)それでも敏感肌の方や合成界面活性剤に抵抗のある方、その他添加物に抵抗やアレルギーがある方は使ってもいいのでは?という感想です。まとめるとこんな感じです。

美容師としての見解

石鹸でシャンプーする方が増えたのは、健康志向による自然とか、無添加などがもてはやされた背景があると思います。相対的に人工的、化学物質、添加物などが悪者になっていきました。

↑シャンプーの成分でも述べましたが、〇〇=善 〇〇=悪と決めつけるのはやめたほうがいいです。

人間の感情と経済は直結しますから、○○=悪というネガティブなイメージを付けることでその反対側のものを売ることができます。「石鹸=肌に優しい」だって、理屈ではそうかもしれませんが人によっては違う可能性も十分あります。今まで困っていたものがそれにより明らかに改善を見せたなら、それはその人にとって良い選択なのでしょう。

小麦もそばも花粉も間違いなく自然なものですが、人によってはアレルギーの源です。私はカニが好きなのですが、

指につくと猛烈に痒くなります(笑)エビを食べると息ができなくなる方も知っています。つまり、食べられるから、自然なものだから安全だとかは幻想なわけです。 

この世に絶対安全なものなんてありません。もちろんシャンプーに使われる界面活性剤や防腐剤、我々が扱う薬品もそうです。要はその危険性がどの程度のものなのかという話なのですが、そんなものはひとそれぞれやってみなきゃわからないわけです。いつもそんなどっちつかずの結論で申し訳ないのですが、それを踏まえて私から石鹸で頭を洗うことについて言わせてもらうなら「やめとけば?」です(笑)「今までどんなシャンプーを使っても頭皮にトラブルがあり、石鹸にしたら無くなった」ように実益による明確な理由があるのなら良いのですが、ほとんどの方が

無添加とか赤ちゃんに使えるとかいう言葉に踊らされたり、人工的なものを毛嫌いして「なんとなく」で使っているように感じます。ちなみにカラーを日常的にされている方は絶対NGというか、1回使ったら無理だと悟ると思います。そのくらいカラーをしている髪にとって石鹸の洗浄力とアルカリは強烈です。

初めての方はこちらをご覧ください。